中庭デザイン
建物に囲まれた中庭は、採光・通風・プライバシーなど独自の条件を持つ空間です。限られた環境のなかで落ち着きのある屋外空間をつくるための考え方をご紹介します。
コンパクトな中庭の計画

限られた面積を効率よく使うには、視線の抜けと機能の集約が重要です。少ない要素で印象的な空間をつくる工夫が求められます。
効率的な空間利用
通路・座席・植栽を最小限の要素で組み合わせ、過密にならないよう配置します。
視覚的な広がり
視線が奥まで抜けるレイアウトにより、実際の面積以上の開放感を演出できます。
関連サービス:中庭デザインコンサルティング
都市型の中庭
隣接する建物との距離が近い都市型の中庭では、視認性と採光条件を踏まえた計画が必要です。
隣接建物との関係
隣地の窓やベランダとの位置関係が、プライバシー計画に影響します。
採光条件
周囲の建物の高さによって、日が入る時間帯や角度が限定されることがあります。
関連ページ:都市型コンパクトガーデン
囲まれた空間の考え方
四方を囲まれた中庭では、通風、排水、メンテナンス時のアクセス経路を事前に確認しておくことが重要です。
通風
風の通り道が限られるため、湿気がこもりやすい点に配慮した計画が必要です。
排水
周囲が建物に囲まれているため、雨水の排出経路を明確にする必要があります。
アクセス
資材や道具を運び入れる経路が限られる場合、施工・維持管理の計画に影響します。
関連ページ:排水コンポーネント
採光と日影
建物による日陰のでき方は時間帯や季節によって変化するため、実際の観察を踏まえた植栽・素材選定が有効です。
建物の影
周囲の建物の高さと位置によって、日陰になる時間帯が変わります。
季節ごとの日照
太陽の高度が変わる季節ごとに、日の入り方を確認することが推奨されます。
関連資料:日当たり観察ワークシート
プライバシーの確保
スクリーンや植栽、視線の通り道(サイトライン)を計画的に検討することで、落ち着いた中庭空間をつくります。
スクリーン
フェンスやルーバーによる視線の遮断を検討します。
植栽による遮蔽
生育後の高さを見越した植栽で、自然な形での目隠しを計画します。
サイトラインの計画
室内や隣接する窓からの視線の通り道を事前に確認します。
関連ページ:プライバシースクリーン
石・砂利のレイアウト

石や砂利の配置は、中庭の落ち着いた雰囲気をつくる重要な要素です。配置のバランスと表面の維持管理を考慮します。
素材の配置
石の大きさや向き、間隔のバランスによって空間の印象が変わります。
表面の維持管理
砂利や石の表面は、落ち葉やコケの発生に応じた定期的な手入れが必要です。
中庭の植栽配置
限られたスペースでは、根の張り方やコンテナ利用を含めた植栽の選定が重要です。
適切なスケール
中庭の面積に合わせた、過度に大きくならない樹種の選定が必要です。
根の発達
限られた土壌スペースでの根の広がりを考慮した植栽計画が求められます。
コンテナの活用
地植えが難しい場合、コンテナによる植栽も選択肢となります。
関連ページ:プランター素材
水景の検討(水を使う要素について)
水を使う要素を計画する場合、維持管理、電気設備との関係、水質の管理、設置条件の確認が必要です。設置には専門的な工事が関わる場合があります。
維持管理
水の循環や清掃など、継続的な管理が必要になります。
電気安全
ポンプ等を使用する場合、防水性のある電気設備と資格を持つ業者による設置が前提です。
水質管理
藻やボウフラの発生を防ぐための定期的な管理が必要です。
当社では水景の設計コンセプトのご提案は行いますが、電気・給排水を伴う設置工事は適切な専門業者と連携して進めます。
動線の計画
安全に移動できる通路幅と経路の確保は、中庭の使いやすさに直結します。
安全な移動
段差や滑りやすい舗装を避け、安定した歩行経路を計画します。
利用可能な通路
家具の配置や植栽の広がりによって通路が狭くならないよう配慮します。
関連サービス:庭の通路計画
メンテナンスアクセス
清掃、剪定、設備点検のための出入りのしやすさを事前に計画しておくことが重要です。
清掃
落ち葉や砂利の清掃がしやすい配置を検討します。
剪定・点検
植栽の手入れや設備点検のための作業スペースを確保します。
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